門川町議会 > 2015-12-10 >
12月10日-03号

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  1. 門川町議会 2015-12-10
    12月10日-03号


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    平成 27年 第4回定例会(12月)──────────────────────────────────────平成27年 第4回(定例)門 川 町 議 会 会 議 録(第3日)                        平成27年12月10日(木曜日)──────────────────────────────────────議事日程(第3号)                    平成27年12月10日 午前10時00分開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問──────────────────────────────出席議員(13名)1番 米良  格君       2番 岩佐 祐一君3番 森川 春夫君       4番 菊地 稿治君5番 請関 義人君       6番 安藤 福松君7番 黒木  裕君       8番 水永 正継君9番 小林 芳彦君       10番 内山田善信君11番 神﨑千香子君       13番 森  誠一君14番 安田 茂明君                ──────────────────────────────欠席議員(1名)12番 米良 昭平君                ──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名議会事務局長補佐 大澤 陽一君                 ──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長          安田  修君  副町長         金丸 隆康君教育長         新原とも子君  会計管理者会計課長   黒木 高一君総務課長        木代 佳美君  企画財政課長      請関 史朗君税務課長        黒木 和浩君  町民課長補佐      木代 景子君福祉課長        吉本 政文君  教育総務課長      小野 俊洋君社会教育課長      岩田 一男君  産業振興課長      安田 正光君建設課長        久米 佳郎君  環境水道課長      山松富士光代表監査委員      黒木 元吉君  ──────────────────────────────午前10時00分開議 ◎議会事務局長補佐(大澤陽一君) 御起立願います。一同、礼。 ○議長(安田茂明君) 会議を開く前に、米良昭平君より、体調不良のため本日の会議について欠席届が出ていますので、申し添えておきます。 ただいまから本日の会議を開きます。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(安田茂明君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、10番、内山田善信君、11番、神﨑千香子君を指名します。────────────・────・──────────── △日程第2.一般質問 ○議長(安田茂明君) 日程第2、一般質問を行います。 一般質問は、通告順に行います。 傍聴人に申し上げます。 傍聴人は、議事について可否を表明し、または騒ぎ立てることは禁止されておりますので、静粛にお願いします。 なお、執行との議論内容を深めるため、通告されていない質問がある場合は、執行に答弁を求めないことがありますので、御注意ください。 8番、水永正継君の登壇を求めます。 ◆議員(水永正継君) 水永です。おはようございます。初めに、マイナンバー制度の問題についてです。 門川町においても、マイナンバー制度実施に向けて、各世帯に通知カード個人番号カード交付申請書が届き始めていますが、この案内書には、この制度の利点ばかりが書かれていて、多くの住民は、この制度のことがわよくわからずに不安を抱いています。 マイナンバーというと、英語の「マイ」、つまり、「私の」がついているから、親しみや愛着のイメージがあって、何となくいいような制度に思えますが、本質は全く別のもので本質を隠しています。 正式名称は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律です。国が、私たち国民を番号で識別するための法律です。人を番号で識別するのは、かつてヒットラーのナチス政権がユダヤ人に番号をつけて管理・監視したことが思い出されます。 赤ちゃんからお年寄りまで、全ての人に唯一の12桁の番号をつけて、国が個人情報を一元的に管理します。企業や事業所などには13桁の番号がつけられます。 マイナンバー制度の最大の問題は、膨大な個人情報を国が管理することです。こんな国は、先進国の中では日本だけです。住民を番号で管理・監視するマイナンバー制度は、国民の必要性がないところで始まっています。 現在、自治体でも、個別目的に限った番号で問題なく動いています。金融機関でも、口座番号で十分機能しています。それぞれの部署が必要に応じて個別の番号を管理し、問題なく社会は動いています。それなのに、なぜ、個人番号を全部束ねて、国民のプライバシーを危険な状態にさらすようなことをするのでしょうか。 アメリカでは、社会保障に関してだけの個人番号制度だけれども、漏れて大問題になっています。日本の個人番号は、さらに多くの膨大な情報がつながる仕組みになっているので、漏えいした場合、個人のプライバシーが丸裸にされ、個人がガラス張りの状態になります。 憲法の原則は、個人を尊重することです。地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることが基本です。この制度は、憲法にも、地方自治法にも、違反していると思いませんか。住民に被害を与えるような、このような制度は必要ないと思います。 イギリスでは、一旦、導入した国民IDカード法を人権侵害があるなどの理由で廃止しています。全国では、マイナンバー差しどめを求める訴訟が既に起こっています。いよいよこの制度は、来月の1月から運用されますが、住民に対して不利益になるような問題が発生するおそれはないのか。あるとしたら、どのような問題を想定しているのか、それに対する対策・方策はどのようなものか。 制度実施が開設・開始されるに当たって、この制度の利点だけでなく、注意する点もあることなど、住民に対する周知徹底はしないのでいいのか、お尋ねいたします。 あとは質問席から質問します。 ○議長(安田茂明君) 答弁を求めます。町長。 ◎町長(安田修君) 町長。おはようございます。それでは、答弁させていただきます。 マイナンバー制度についての御質問ですが、町内でも、11月22日から、簡易書留にて配送が始まっております。御指摘のとおり、通知カードを初め国からのチラシ等でも制度のメリットのみが掲載され、制度の細かい部分が、わかりにくいとの声があることは承知いたしております。 このマイナンバー制度については、来年の1月より、申請者に対し個人番号カードの交付が開始されることになりますが、実際の運用に関しては、平成29年1月より国の機関で情報連携が開始され、市町村の情報連携が開始されるのは、平成29年7月からの予定となっております。 つまり、全国で本格的に運用が開始されるのは、再来年の7月以降となるため、運用面のメリットデメリットについては、始まってみないとわからない部分があると思いますが、新聞等報道では、情報漏えい等セキュリティー面での危険性が危惧されています。 これにつきましては、9月議会に、4番議員からの一般質問でも回答させていただきましたが、マイナンバー個人情報は、通常の個人情報よりも高い管理体制が求められており、罰則規程が強化されています。 また、アクセス可能な職員を制限管理することが国より義務づけられており、現在、国の仕様に合わせてシステム改修を行っているところです。国全体の情報管理についても、情報の一元管理ではなく、これまでどおり、各機関で情報を保有する分散管理の方法をとるため、情報の漏えいはないというのが国の見解であります。 町民の方に御注意いただきたい件についてですが、10月の通知カード発送から、全国でマイナンバーに関する詐欺事件や不正に番号を聞き出す事件が多発しています。これまでも、広報紙やチラシにて周知を行ってまいりましたが、今後も、継続して周知していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(安田茂明君) 8番、水永君。 ◆議員(水永正継君) 水永です。今の町長の考えによりますと、情報の漏えいはないというのが国の見解だということですが、かつて日本では、いろいろな情報が漏れ出して大変な状況になっています。そういうのに、これは、情報の漏えいはないということは、とても住民も国民も信頼することはできないと思います。 最初は、社会保障とか税分野、災害対法で災害の対応に運用されていくということですけれども、これは、だんだんふえていくんじゃないかと国民は恐れています。 いろいろ、ちょっと調べただけでも、今後、これに使われるのが戸籍、それから婚姻届、遺産相続、パスポート、証券、医療機関のカルテ、患者の受診歴、当薬歴、健康保険証メタボ検診、予防接種、郵便貯金口座、キャッシュカード、クレジットカード、自動車検査証、税金の申告書、源泉徴収票、携帯電話の契約、入学試験の受験票など、もうありとあらゆることが想定されています。 最初、国は、社会保障制度ぐらいと言っていますけれども、どこまで広げられるかはわかりません。これが、今後、広げられて、もし情報が漏えいされたら、これはもう個人が丸裸にされて取り返しがつきません。そこのところを住民・国民は心配しているわけです。国は、そのあたりはちっとも心配していません。このあたりの住民のお考えを町長はどのように思われますか。 ○議長(安田茂明君) 総務課長。 ◎総務課長木代佳美君) 総務課長。今、戸籍とかいう話もありましたけども、法では、戸籍等は入れられないというふうにはなってはおります。 だから、想定ですね、将来的に想定で、その入るんではないかという話であれば別ですけれども、現段階では、まだ決まったものは、今の法律の範囲内の中でしか決まっておりません。 その中で、やっぱり先ほど町長の答弁にもありましたように、あくまでもその一元管理、要するに1つのサーバーに全部情報が来て、そのマイナンバーで引き出せるというものではないんですよね。今までと同じように、先ほど銀行の話もありましたけども、銀行は銀行だけでやります。それにナンバーがつくという形になるかと思います。 私どもは行政ですので行政の中だけですけども、そうすると、税務とかいろんなことがありますが、やっぱりそれぞれのシステムの中で管理していきます。ですから、いわゆる芋づる的にといいますけども、その一極集中でやっているわけではありません。はい。というのが、先ほどのやつですね。 だから、もちろん町民の方たちが心配されているというのはわかりますけれども、そのあたりは、また広報等も、うちの場合は6月ぐらいから、毎月、出しておりますので、その中でも、また疑問点等があれば広報をしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(安田茂明君) 8番、水永君。 ◆議員(水永正継君) 国のほうは一元管理ではないといいますけれども、やっぱりその部分が漏れることは、おそれがあると思います、各部門で。ですから、この心配は、やはり消えないのじゃないかなと思います。 それで、なぜ、このようなことになってきたのか。もう、今までの制度で十分機能しているわけですね。その辺がちょっと不思議なんですけれども、このあたりはどう、もう今までどおりやっているけれども、十分だけれども、わざわざこのマイナンバー制度を取り入れる。外国でも大問題になっている、このあたりを取り入れる、わざわざ取り入れるというのはなぜでしょうか。町長のほうはどのようにお考えになっているか、伺いたいと思います。 ○議長(安田茂明君) 総務課長。 ◎総務課長木代佳美君) 総務課長。言われることは、そのマイナンバーがなくても、今までは生活に支障がなかったと。なぜ今なのかということの御質問かと思います。 これに対しては、このマイナンバー自体が法律行為であって、要するに、門川町自体がつくったわけじゃありませんので、どうしても国が国会で審議して法律ができたわけです。 だから、そのときのやっぱり考え方としては、国のその考え方といいますか、方向性を私たちは、もう述べるしかできないんですけれども、そういう意味でいきますと、国が言っていることです。 それぞれの機関では、先ほど言いましたように住民票コード、あるいは基礎年金番号、それから医療保険、被保険者番号など、それぞれの番号で、個人で個人の情報を管理していたということで、ただし、やはり機関をまたいだ情報のやりとりというのはあったんですよね、今までも。 ただ、番号を使わずに、氏名とか住所とか、そういうものでやりとり、しておりましたので、個人の特定に時間と労力を費やしていたということです。今現在もそうです。 この社会保障、さっき言いました社会保障、税、災害対策の3分野については、やっぱりこの共通の番号を導入することで、個人の特定を確実かつ迅速に行うことが可能になりますということですね。 これによって行政の効率化、国民の利便性向上、それから税金なんか特にですが、公平・公正な税・社会保障制度を実現できますよということが、法の趣旨に最初に書いてありますので、これにのっとった法律であるということでお答えしたいと思います。 ○議長(安田茂明君) 8番、水永君。 ◆議員(水永正継君) 水永です。これを導入したきっかけと思われるものに、個人の預貯金、これがどれぐらいあるか、それから、税金を不正に、自分の申告を不正にしているんではないか、そのようなことが上げられていますが、ほとんど多くの国民は一生懸命働いて税金を納めています。それから、中小企業も、もう身銭を切って、何とか会社をやっていこうと頑張って税金を払っているわけですね。 でも、国は、そのような国民や中小企業から税金を絞りとっていこうと。一方では、大企業が優遇税制などでもうけている、このようなことには全く目をつむっています。このような日本の社会はおかしい、これはどうでしょうか。このような点はどうお考えになるか、伺いたいと思います。
    ○議長(安田茂明君) 町長。 ◎町長(安田修君) 町長。おかしいところは、自らの、議員自らまた変えていってください。 ○議長(安田茂明君) 8番、水永君。 ◆議員(水永正継君) やはり町としては、門川町では1万8,000人の住民を抱えているわけですから、この制度は、赤ちゃんからお年寄りまで番号がつけられますと。だから、心配している人が、やっていけばいいんじゃないかということではないと思います。 やはり町の責任者で、行政であれば、これから住民は生きていかなければなりません。大変世の中が息苦しくなってくれば、もう今でも大変なのに、ますます大変な状況になるんではないかと。 ですから、今のお答えでは納得が、私、いきませんけども、住民の方も納得がいかないのではないでしょうか。 ○議長(安田茂明君) 町長。 ◎町長(安田修君) 町長。まだ、運用が開始もされていないのに、そしてまた今後、漏えいがあるだろう、あるかもしれない、そうした想定された、そういうことを想定した中での質問には、なかなか答弁ができにくいのでございます。 だから、あえて変えるにはどうしたらいいかといったら、なかなかそういうふうな、こうしましょう、こうして変えましょう、こうしていって変えましょうというような答弁ができないのであります。だから、先ほどのような答弁になったわけであります。 何も、放棄した上で、何もかも無責任な中で答弁したわけではございません。そういう思いがあったから、そう答えたのであります。 以上です。 ○議長(安田茂明君) 8番、水永君。 ◆議員(水永正継君) 国は、今後、どういうことをやっていくかわかりません。かつて消費税を導入したとき、1%で導入して、その後3%、5%、8%、今後、10%になろうとしています。ですから、最初は小さいけれども、だんだん負担が大きくなって、国民は困っている状態になっています。 国のやり方というのは、こういう場合もありますので、特にこの制度は、そういうおそれがあると思います。ですから、このようにして、やはり心配な面を言っているわけであります。 それで、何でこのようなうまくいっている制度をわざわざ取り入れるのか。これは、IT産業などが、巨額の受注を見込んで動いているナンバービジネスナンバー制度は、大企業がもうけるために導入されていくのではないか、こういうおそれが、今、報道されてきました、こういうおそれ。 でも実際に、この入札制度でそういうことが新聞では報道されています。このあたりも、だから十分考えて、この問題には対処していかなければならないと思います。 誰がもうかるのか、国民は、もう税金に大変な目に遭うばかりで、特に大企業などがもうかる仕組みになっている、このあたりは、やっぱり十分見ていく必要があるのではないでしょうか。 市場規模が、今後、3兆円に上ると言われています。国民のプライバシーが犠牲になって、そのようなところがもうける仕組み、これは、やはり十分気をつけなければならないなと思っています。このあたりのところを聞ければいいがなと思います。 ○議長(安田茂明君) 総務課長。 ◎総務課長木代佳美君) 総務課長。先ほど町長も答えられましたけれども、要するに、大企業優遇で零細企業、じゃが、小さい企業のところから税金を取るために、マイナンバーもできたんだという考え方とか、今言われたように、大企業のIT産業をもうけさせるのにできたんだとか、それはそれ、そういう考えを持っておられる方も、確かにおるとは思います。 ただ、この法律ができる段階で、それは国会で論議されて、これが必要だということで出てきたわけですので、法律が施行された以上、私たち事務方は、法に基づいて執行していかなければならない責務があるんですね。 ですから、仮に、職員の中で一部、やっぱり大変だなと思うこともありますけれども、これはやっていかなければならないことなんですよね。 ただし、議員さんが心配しておられるように、情報の漏えいがあるんじゃないか、いろんな想定される問題については、できる限り、うちで、門川町でできる範囲内のことは、対策を立てながらセキュリティーを強めたり、あるいは、この前の質問でもありましたけれども、個人を特定したりとか、取り扱い情報等についてはいろんなことをしていく。 それから、前回の条例でも、特定個人情報条例というのを別につくりましたけども、罰則もきつくしたりとか、そういうこともやっております。 だから、うちの、門川町の事務方としては、できる範囲でやっていくということしか言いようがございませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(安田茂明君) 8番、水永君。 ◆議員(水永正継君) 執行のほうとしては、そういうお考えですけれども、私が今まで述べてきたような、こういうこともやはり頭に入れて、行政をやっていくことが大事ではないかと思います。これは私だけではなくて住民の方は考えていることです。 それで、ちょっとお聞きしたいんですが、この制度を取り入れるために、門川町では、その職員体制、これがどうなっているのか。また今後、どうなっていくのか、その辺があれば伺いたいと思います。 ○議長(安田茂明君) 総務課長。 ◎総務課長木代佳美君) 総務課長。現在は、前の予算でも上げたと思いますけれども、臨時職員等を窓口課に入れて、このマイナンバー制度にして対応はしております。 ただし、今後、それこそ今回は初めてつくりますので多くの量ですが、これから先は、やっぱり住民票を移したりとか、ずっとやっていったり、あるいは新しく生まれてくる子供もおりますので半永久的に続くかと思います。これに対しての職員の対応というのは、今のところは、国の補助からは全然考えられておりません。 ですから、この分は、先ほどメリットデメリットの話もありましたけれども、法制度のメリットデメリットではなくて、うちの職員の法の体制のとしてのデメリットとしては、やっぱり通常の今までの業務プラス業務になりますので、忙しくなるかなというふうには認識しております。 以上です。 ○議長(安田茂明君) 8番、水永君。 ◆議員(水永正継君) 日本国中、この制度が取り入れられるために煩わしくなって、余計な金がかかる、これも大問題であります。 今、答弁されましたけれども、門川町でも負担が大きくなる、そういうことも考えれば、全く国民にとってはメリットのない、そして危険な制度であると思います。 ですから、このマイナンバー制度、今、庁舎の入り口からちょっと入ったところで、ずっとテレビのモニターが、マイナンバー制度のことについて宣伝していますけれども、やはり非常にマイナスの部分、今後、いろいろ恐れられるマイナスの部分、これも執行としては町民にこういうことを気をつけなさいよと、そういうことをやっぱり周知徹底していくことが、住民のためになるのではないでしょうか。 地方自治体は住民の福祉を考えるところですから、住民が何か大変な状況になるのを放っておくというか、傍らで見るというか、ただ、事務をやっていけばいいというものではないと思います。 役場があるのは、住民の役に立つためにあるわけですから、このような大変な制度が取り入れられることに対しては、やはりマイナスの部分も、住民に知らせていってほしいと思います。 住民の方、国民は、まじめな人が多いので、ああ、国が言うことなら間違いない。やはり申請して、このカードを利用していかなければならないと、普通の人は思います。特にお年寄りの人だとか思うと思います。これは、日本の国民性かもしれませんけども、日本人は、非常にその点に対しては、国のやることに対しては素直です。 ですけれども、国のやることに対しては、非常に気をつけなければならないという点もあるということを、この制度でやはり学んでいきたいと思います。 赤ちゃんから、赤ちゃんは何もわかりません。小さい幼児、小学生、この人たちも、この制度のことはわかりません。だけれども、今、国は、この番号を使って、生活が便利になりますと宣伝しているわけですから、やはり怖いと思います。 また、お年寄りの人は、やっぱりだんだん年をとっていけば、この使い方がわからなくなる、こういう状況も生まれてきますので、やはり町としては、この制度に対しては、十分気をつけていかなければならないと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 では、次に、街灯の問題に移りたいと思います。 門川町の商店街の街灯の電気料金は、個人負担が大きくて何とかしてほしいという声が上がっていました。以前、この問題は取り上げたことがありますが、先日行われた議会報告会でも出されましたので、今回、問題にしました。 門川町の商店街は、以前は昔、兒原といっていた栄町から本町を通って、今の上町まで商店が軒を連ねて栄えていました。しかし、大型店がふえる時代になり、長年続いていた店を閉じるところが多く、現在の寂しい商店街の状況になっています。 この商店街は、現在では、これが門川町の中心街か、メーンストリートかと思わせるほどです。夜、通れば防犯灯がなくて暗いところさえあります。商店街の人々は、明るくしたいと思って努力を重ねてきましたが、限界です。 栄町の商店街は街灯がありましたが、とうとう撤去してしまいました。上町の場合は、街灯を何とか維持していますが、電気料金等の負担が大きく、大変困難な状況です。 上町商店街の街灯は、個人の店のためよりも、現在は防犯灯の役目が大きいです。隣町に自転車通学をしている高校生の皆さんにとって、特に冬の時期は役に立っています。町民の皆さんにも役に立っています。栄町の街灯は、今はなくなりましたが、電車通学をしている門川高校の生徒さんや町民の皆さんに、大変役立ってきました。 それで、商店街の負担を軽くするような対策はできないのか。再び考えていただきたいと思います。 ○議長(安田茂明君) 町長。 ◎町長(安田修君) 町長。商店街の街灯が防犯灯の役目を果たしているので、電気料金の個人負担を軽くする対策はできないかという御質問でありますが、本題に入る前に、既に設置されている街の照明を分類いたしますと、街路灯、商店街の街灯及び防犯灯の3種類に区別されます。 街路灯は、道路照明施設として道路管理者により設置されており、交通事故の防止を含め、道路交通上の安全と円滑化を図ることを目的としております。 2番目の商店街の街灯は、商店街が活性化を図る目的で設置したもので、主に商店名を掲出して、広告灯の役割を果たしています。設置時に補助をし、維持管理費は商店街となります。 3番目の防犯灯は、主に地域における夜間の犯罪防止と安全・安心なまちづくりを目的として設置されており、設置や電気料補助制度のもとに、自治会が管理していることは御案内のとおりでございます。 以上のように、街の照明はその用途ごとに設置され、維持管理されている状況を御承知おきください。 いずれの用途におきましても、効果的で費用負担の少ないことが望まれており、その対策として、省エネルギー照明機器への更新、あるいは設置箇所や契約内容等が、いろいろとその見直しが考えられておりますので、その商店街の街灯につきましても、今後、検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君) 8番、水永君。 ◆議員(水永正継君) 街の明かりについては3つの視点があるという御答弁でしたけれども、上町の場合は、街灯が、今、数えてみたら17灯ありました。そして、屋号・商店名が書いてあるのも、まだ残っています。もう商店名・屋号をもう取り外している街灯もあります。商店街のこの電気料を負担している、また負担してきた人たちは、この電気料の負担が、やはり大変だったんですね。 今、ちょっと調べてみたら、年間に上町の街灯が1カ月に全部で約1万円。ですから、12カ月、1年で12万円になりますね。 以前、この改善を求めて、住民の人たちも求めてきましたので、区から3万円、出るようになったそうです、ここ数年。でも、12万円からその3万円を引いても、約9万円が負担になっているんです。 今まで払っていた人も、もう店を閉じたり、経営が苦しくなったのでやめた人も随分出てきました。ですから、今、17灯、電気がついていますけども、これは、もうやめた人の分も、その人たちが払っているわけです。 だから、やめればやめるほど、その負担が、残って払っている人の負担がふえていく状態が続いています。ですから、この前の議会報告会でも出されました。以前からもこの問題は出されてきたわけです。このような状況をどう思われますか。 ○議長(安田茂明君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(安田正光君) 産業振興課長です。以前の質問からこっち、商店街と地区の方と協議されて、地区のほうから3万円の補助が出るようになったということでございますので、それでも電気料が高いということでありますならば、先ほど町長が言いましたように、省エネルギーの機器、LEDの照明に変えたらどうかとか、電気の契約の見直し等々、そういうのができないかどうか、地元とまたアドバイス、検討をしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(安田茂明君) 8番、水永君。 ◆議員(水永正継君) 水永です。住民の方の声を、やっぱり困難な面を聞いて改善していくことは、本当に大事だと思います。 この電気料のほかに、電球の球、ホヤが切れたときは、この交換も、時々個人が、商店街がやっているということです。1個が約8,000円、これぐらいするそうです。 それから、街灯の支柱が立っていますね。これは何か屋外広告物の関係で、道路とかそのあたりに設置した場合は使用料が取られますね。ですから、年間、土木事務所のほうに幾らでしたか、かなりの額を払っているということでした。だから、あの街灯の電気料だけではなくて、そういう面にも費用がかかっているわけです。 そして、支柱の上のほうに屋号はついています。だから、この街灯というのは、あの店のためよりも、やはり防犯灯の役目が多くて、そこを利用する人たちの役に立っていると、店のためよりも、むしろそうだと思います。あの屋号は上のほうに小さくありますから、あれをわざわざ見て、ああ、ここが何商店だ、ここが何商店だというようなものではないと思います。 実際に、街灯の働きというのは、あの防犯灯の役目です。今、いろいろ事件とか事故が多くなっていますね。そのような役に立ってきているわけです。その辺はどうでしょう、支柱を見られて。 ○議長(安田茂明君) 町長。 ◎町長(安田修君) 町長。屋号が活性化のために役に立っていないというならば、それは商店街の方々と話さないけないことですわね。 議員は、あの商店街は、やはり商店街活性化のために、あの街灯を、あれはつけたんですよ。それが、その街灯が店の活性化のために、あれ、屋号があっても役に立たないというのであれば、それはまた考え直さなければいけない問題ではなかろうかと思います。 駅前から兒原地区はそういうことがあり、あるいはまた鉄柱がもう老朽化し、いろんなことがあったので、あっこは撤去してしまったそうです。そして、あの屋号のついた街灯はもう全て撤去して、今は防犯灯という設備にやり直しています。ですから、これがそれになりますと、今度はもう自治会が管理しますので、防犯灯になりますと、こっちからでも管理する。 だから、私も、この前からある方と話しました。この際、あの、私が調べてみましたら、名前が書いてある屋号のある防犯灯・街灯は12個で、名前なしが6個で18個あります。 もう、議員が言うように月1万円で12万円、3万円、上町から補助金があって9万円、年間9万円。18灯ありますけれども、屋号がついているのは12灯。年間、これを1個当たりに計算しますと7,500円。月に計算しますと、全部で18個ありますから420円。月420円でその屋号がついている店が宣伝になるかならんかということを考えた場合、そうしたこと、いろんな考えた場合は、私どもから見れば、月420円で、ここは何々のお店、ここは何々のお店というのが紹介できれば、それは高い買い物ではないとは思っています。 しかし、あの中には、もうこの際、もうこれは撤去して、いろんなという方もいます。 ですから、先ほど言いましたように、答弁いたしましたように、設置箇所や契約内容等の見直しが考えられますので、これから商店街のあの会計をしているのは、魚甚閣の常若のおかみさんだそうです。そうした代表者の方々と話し合って、どうしたらいいかを検討してまいりますと答弁したのであります。 以上です。 ○議長(安田茂明君) 8番、水永君。 ◆議員(水永正継君) 今の町長の御答弁では、ちょっと私が調べたのと違うところがありますので、それは、あの屋号が残っているところが、全てその個人が払っているわけではありません。屋号はあるけれども、もうそこの人は払いたくない、払えないということで、屋号があっても、ほかの人たちが払っているわけです。ですから、個人負担は、町長が言われたようなものではなくて、だんだん負担が大きくなっている状況です。 もうそれで、今後、これを機会に、商店街が明るくなるとともに負担が少なくなると、こういういい機会になるのではないかと、そういうふうに思います。 栄町は、もう街灯がたくさんありましたけれども、もう全部撤去してしまいました。あそこの人たちが、商店街の人たちが、もう個人で二、三日かけて、バーナーで支柱を焼き切って撤去したそうです。でも、その後、自分たちのお金で、あの街灯を設置したということです。 ですから、町のほうはそのあたり、どの程度の援助をしたのか、もし、したのであれば伺いたいと思います。 ○議長(安田茂明君) 総務課長。 ◎総務課長木代佳美君) 総務課長。防犯灯に関することになりますので、私のほうでお答えしたいと思います。 実際的に栄町、いわゆる昔の兒原ですかね、兒原商店街のほう、栄町のほうは、要するに縦と横で、中学校の前の通りと二通り商店街がありますので、それで撤去したのが、昔の兒原商店街だけだというふうに聞いております。 その中では、やっぱり街灯の管理組合ちゅうのがあったそうです。その中でお金をプールしていたと。区からも、あそこは5万円だったですか、補助が来ていたもんですから、そのあたりも使わんで、プールしておったということは聞いております。 それを撤去するってなったときに、やっぱりプールしちょったお金を、そのまま区に上げてもあれだということで、商店街の人たちの考えで、じゃあ、新しくLEDだったです。LEDの防犯灯を今度は電柱に設置して、それを区に寄附したということで、残っていたそのお金は、早い話がきれいに清算したということで、当時の会計の方とお話をして聞いております。 ですから、うちのほうでは、全然そういうことは来ておりませんので、補助も出しておりません。 ただし、今度、防犯灯として区のほうで管理しておりますので、そのあたりは、逆に、今度は区の自治会のほうから、うちのほうに、電気料の補助申請は上がってきますので、その中で電気料の補助はやっていくということになろうと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君) 8番、水永君。 ◆議員(水永正継君) 門川町、交通──高速道路が抜けて、今後、町が変わっていくと思いますけれども、門川町のメーンストリート、ここがやっぱり元気になることが大事じゃないかなと思います。 商店街の人たちが元気が出るように、また、町民が、ああ、やっぱり門川町の町は元気が出てきたなと思われるような町にしていきたいと、行政の側も考えていると思います。 今回のこの問題は、それを考えるいいきっかけになりましたので、今後、これをやはり商店街のため、町のために、いろいろ善処していただきたいと思います。商店街、やはり高校生なんかも、朝早くから自転車通や汽車通をしています。ですから、その面からも、ぜひお願いしたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(安田茂明君) 以上で、8番水永正継君の質問を終わります。 ○議長(安田茂明君) ここでしばらく休憩します。再開を11時から行います。午前10時49分休憩                              午前10時58分再開 ○議長(安田茂明君) 休憩前に引き続き会議します。9番、小林芳彦君の登壇を求めます。 ◆議員(小林芳彦君) 9番、小林。それでは、通告に従いまして、壇上から質問いたします。 延岡南道路門川料金所の無料化についてであります。東九州自動車道の佐伯・蒲江間が開通し約8カ月が経過しましたが、高速道路を利用することで九州各地が近くなり、その利便性を感じている町民の皆さんも多いのではないかと思います。 その一方では、延岡南から佐伯間が無料のこともあり、その無料区間だけを利用する車も多く、乗りおりをする一ヶ岡付近の国道10号線は、以前に比べ渋滞する時間帯もふえ、近隣に住む門川町民の皆さんも通勤、通学、買い物などさまざまな影響を受けていると思います。 また、延岡南道路門川料金所の無料化が実現すれば、今後の本町の経済、観光、人など町全体に与える影響も大きいと考えるが、門川町ではこれまで延岡南道路門川料金所の無料化について、どのような国への要望活動、働きかけをしているのか。また、今後、要望活動を門川町の住みよいまちづくりの一環として捉え、一層強める考えはないかお伺いします。 以上、壇上より質問します。 ○議長(安田茂明君) 答弁を求めます。町長。 ◎町長(安田修君) 町長。それでは答弁さしていただきます。 延岡南道路の無料化についての御質問でございますが、まず、延岡南道路の料金については、当初、一般有料道路として整備された経緯から、建設費用や維持管理費等に要する費用を、路線前に設定された通行料金に通行台数を掛けた収入料金で返済する個別採算性による料金設定となっております。このことは、高速道路として機能している現在においても、ネットワーク型一般有料道路として、従来と同様の料金体系となっております。 御質問にありますとおり、この延岡南道路は、高速道路の無料区間から有料区間の起点であり、また、通行距離に対して料金が高いことから、大型車両等が当区間を通らず住宅地内を通行し、交通安全や騒音、振動等の問題が発生をし、延岡市でもその対応に苦慮している状況であり、また、国道10号の朝夕の渋滞も継続しております。 このことに対しまして、町としては延岡市と協調して、東九州自動車道建設促進期成会や国道10号整備促進期成会でこの問題を取り上げ、国やネクスコへの提言活動を通じて、延岡南道路の無料化、あるいは料金引き下げを強く要望しております。昨年度は、国土交通省や国会議員の方々に7回の要望活動を行っており、私もそのうち3回は、延岡市長とともに一緒に要望活動を行ってまいりました。 このように、この課題については、関係機関に再三要望しておりますが、全国的な高速道路の料金制度の中で、なかなか見直しが厳しい状況であります。いずれにいたしましても、当区間の無料化、あるいは低料金化は本町民の利便性向上のみならず、県北一体の高速道路を活用した産業、経済の発展、さらにはまちづくりの観点からも大きな効果がありますので、これからも引き続き、近隣市町とともに強く関係機関に要望してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(安田茂明君) 9番、小林君。 ◆議員(小林芳彦君) 9番、小林。ただいま町長のほうから、これまでの延岡南道路門川料金所の無料化について、これまでの国や関係機関への要望活動、働きかけについての御答弁をいただきましたが、その前に、なぜ今回この門川料金所の無料化が必要なのかについて、私なりに考えてみましたのでそのお話をして質問を前に進め、無料化の実現に向けて僕は、先ほどありましたが、料金値下げじゃなくて無料化実現に向けてより一層頑張っていただきたいと思います。 それでは、東九州自動車道の宮崎・大分間が開通し、私自身も高速道路を利用する機会がふえ、また、利用するたびに移動時間の短縮、運転の快適さを感じながら走り、本当に高速道路ができてよかったと思うことがたびたびありました。 また、地元にいるとなかなか目の当たりにすることや肌で感じる機会が少なくわかりづらいのですが、報道や新聞などを見ますと経済、人の交流、観光など高速道路の効果は確実に出ていると思われます。 しかしながら、開通した宮崎から大分間の中の延岡南から佐伯間は、無料化のこともあり利用する車も多いのですが、延岡南道路の乗りおりする一ヶ岡や土々呂付近の国道10号線は、交通量が多いのにも関わらず、昔のままの片側1車線のままで、高速道路が開通後、さらに渋滞を引き起こす原因になっています。 私は、今回のこの延岡南道路の門川料金所に向けて質問するきっかけとなったことがありますので、お話しをさせていただきます。 それは、7月の平日の3時ごろだったんですが、私、いつものように延岡に行く時に国道10号線を通って、船越を通って、土々呂から延岡に向かうんですが、そのように行っていたら、船越を過ぎて、時間に関係なく土々呂付近は少し混むのでずっと通っていたら、土々呂の漁協辺の近くになったら急に車の列が動かなくなって、もしかしてこれ事故かなんかあったのかなと思っていたんですが、急いでいる車は横の道をそれたりしてから、また、延岡方面に向かったりして、徐々に時間がたつにつれて、少しずつではありますが車が前に進んで、土々呂中学校前、松林が見える直線になった時に、何百メートルか前に大型トラック、それが何台か連なっているのが見えて、もしかすると、これが渋滞の原因かなと思っていたら、そのトラックが松林の手前を右折して、恐らく南道路を利用して高速道路に乗ったと思うんですが、そのトラック何台か曲がる時に、トラックとトラックの間から上りの国道10号線が見えたんですが、その前は全然車が通ってなくて、やっぱりその渋滞の原因がその大型トラック、大きなのがたまたまでしょうが3台連なっていて、それが原因だったと思うんですが、だからと言って、これはトラックを責めるわけにはいかないんですね。 そのトラックは、恐らく日向方面か、児湯郡そこ辺あたりから来たと思うんですが、皆さん御存じのように、東九州自動車道は有料区間は高速道路の料金が高い。会社としては、少しでも経費削減のために、そういった無料区間を利用することは当たり前なんですが、結果から見れば、そのことによって渋滞が起きているのも事実である。 こうしたことからも、わざわざ片側1車線の渋滞することがよくある国道10号線を利用して乗りおりする、延岡南道路を無料化にするのではなく、国道10号線が整備されている延岡南道の門川料金所を無料化して、高速道に乗ってもらうことが、現在の道路状況から見ても、私は一番ベストだと思うんですが、町長も延岡に行ったりする時には、よく土々呂方面に行った時、国道10号線を利用したりすると思いますが、また、南道路を使って高速を利用したことがありますが、今の私の話を聞いて、無料化について、僕はそれが一番いいと思うんですが門川から。町長自身はどのように思われますかお伺いします。 ○議長(安田茂明君) 町長。 ◎町長(安田修君) 町長。議員の質問の中にもありますように、今後の本町の経済、観光、人など、町全体に与える影響も大きいとありますが全くそのとおりで、一度、四、五年前でしたか、民主党政権の時に無料化の実証実験がありましたけれども、あの間だけでも、例えば1つの例を言えば、かどかわ温泉心の杜では1年間に3万人の入浴者の増があったそうです。つまり月2,500人ですか。言うならば、たった一つのことがそれだけの経済効果を与えてくれる。全くそのとおりであります。 あの道路、メーター当たりの単価は日本一高い設定だそうであります。ですから、先ほども言いましたように、ことあるごとにそういう日本一高いメーター当たりの単価が設定してある。そういうことや、先ほど言いましたあの道路渋滞、10号線の道路渋滞。特に大型車が右往左往しますので、交通事故の問題等々を、もういつも、いつも口を酸っぱくして、先ほど言いましたように要望活動は行っているわけであります。 これからも、強く延岡近隣市町と携えて要望活動はしていきたいと思っております。それが、議員おっしゃるとおり我が町の活性化にもつながっていくと思いますので、強く、強く求めていきたいと思っております。 ○議長(安田茂明君) 9番、小林君。 ◆議員(小林芳彦君) この門川料金所の無料化については、たまたまなんですが、私、9月、延岡の議会の一般質問をケーブルテレビで見ていましたら、議員が取り上げていて、あすこは国道10号線沿いの土々呂付近には中学校がありますので、子供たちの登下校の際には渋滞、ラッシュと重なるので、非常に危険であるということで、無料化にすることによって緩和につながるのではないか。だから、国への要望をしっかりしてもらいたい。どうなってるんだという質問をしているのをたまたま見まして、この問題、非常にさっきあったとおり、延岡市長と何回も国やら国交省やら要望活動しているようですが、それだけ大きい問題なのかなと思っているとこであります。 先ほど、町長は以前、何ですか、2番議員がその無料化の実験、22年の6月から23年6月まで1年間やって、381%だったですかね。非常に効果が出ている。よく高速道路は、費用対効果と言われますが、効果の面については、もうそのことでも、その後25年の2月に北浦から蒲江がつないで、こないだ蒲江から開通することによって宮崎から大分までがつながった。 そういうのがあるんですけど、そのある程度の効果は間違いなく出ているんですけど、これまで毎年、去年も7回要望活動しているんですが、この要望活動する中で、そういった効果も、今まで、これまで要望活動の相手側にもそういったことも十分伝わってると思うんです。 それは、国がやってから実験したことですから。そうした内容についても十分そういったこともないにもかかわらず、そういった料金の引き下げ、無料化にならない。こういったのは、大きなネックになっているのは一体何なのか。そのことによって、この見通しというのは、先ほど、この道路の形態は、料金設定が個別採算性による料金設定だということですが、どうですか。なかなかそういったことで、採算が取れるまでは見通しが立たないというふうに考えてもよろしいんですか。 担当課長、何かありましたらお願いします。 ○議長(安田茂明君) 建設課長。 ◎建設課長(久米佳郎君) 建設課長です。今、御質問のありました無料化社会実験の時に、相当さまざまな大きな効果があると。そのことがわかっていながら、なぜ改善、無料化、改善できないのかというふうな御質問でもございますけれども、当時、民主党の政権下において、この南道路だけじゃなくて全国いたるところで社会実験が行われて、当然、それぞれに大きな効果は発揮されておるというふうには思います。 ですので、南道路の問題でなくて、この民主党政権下において無料化実験がされて、それで効果が出たけれども、結果的に政権交代もあって、また元の有料化に戻ったと。それは政治の流れでもありますから、そういうこともございます。 それから、高速道路については、この料金制度については、全国プール制と言いまして、高速道路は都会の高速道路のもあれば、地方の道路もあるということで、当然、都会の高速道路は、十分その料金収入で建設費等も早期にペイできるというか。そういうことにもありますし、逆に地方はその建設費がなかなか料金では賄えないということもございますので、全国プール制というのは、そういうものを全部ひっくるめて高速道路の料金を、そういうふうに都会の高速道路の料金であろうが、地方の料金であろうが、それを全部プールして高速道路の建設であったり、維持費であったりの運営をしていくと。 そういう全国的な制度の中で動いているということでございます。その中に、南道路の料金制度というのもネットワーク型の有料道路という形で、九州管内にも9路線ほどございますけれども、それらと合わせてそういう形の中で動いております。 ですので、なかなか、では南道路の料金が変えられるのであれば、ほかのところの有料道路も料金も変えていただきたいというのもありますし、じゃあ、都会の料金も下げていいじゃないかとか。地方はもっと高くしろとか。そんないろんな問題も出るのではないのかなというのは、当然、国のほうの考え方であろうと思いますが。 いずれにいたしましても、南道路は先ほど町長が申しましたように、全国で一番高いというふうなことでございますので、そこのところに対して、無料化実験の時の効果も、恐らく全国でも相当効果のある箇所であったろうということもありますから、そこ辺を踏まえて、なかなか、先ほど申しました難しい課題でございますけれども、また今後、延岡市長、それからうちの町長も合わせて、国のほうにはしっかり要望していただくというふうにいたしておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(安田茂明君) 9番、小林君。 ◆議員(小林芳彦君) 町長も担当課も一生懸命頑張ってるんですが、なかなかその実現しない。非常に私たちもいつ実現してくるのかなと思ったりもするんですが、今回、私が質問した本意というのは、新直轄方式で、今、無料区間が66キロになっている。これが百歩譲って、延岡辺まで無料区間が来ている。また、20キロ先の北川辺で無料区間が終わっている。というなら、なかなか要望しても前に進まないなと納得する分はあるんですけど、もう延岡南、直線にしたらトンネル2つ通って3キロですね。もう66キロプラス3キロ。 だから、僕は正直なとこ言ってはがゆくて、私言ったさっきも7月、そういった渋滞において、これはいろいろな広域的にこの道路は無料化ならないことで影響が大きいなと思って、今回、あえて担当課には聞かなくて、こういう質問をさせていただきましたが、非常に町長も担当課も頑張っておられますが、これからもぜひ実現に向けて頑張っていただきたいと思います。 それでは、次の質問に移ります。 庁舎建てかえにつきましては、近年、県北においても椎葉村、延岡市が建てかえをし、そして、日向市、美郷町も建てかえを予定しています。 門川町も、これから人口減少、少子高齢化などますます多様化する住民福祉の向上、ニーズに対応するためにも、庁舎建てかえは重要であると考えるが、そこで、さきの私の平成24年6月の庁舎建てかえの検討についての一般質問の中で、町長は、庁舎建てかえの検討委員会の設置について、町の財政状況と町民感覚にも配慮しながら進めていくとのことでしたが、その後どうなったのか。 また、庁舎建てかえには基金の設立も欠かせないが、早期につくる考えはないかお伺いいたします。 ○議長(安田茂明君) 町長。 ◎町長(安田修君) 町長。役場庁舎に求められる機能及び庁舎の果たす意義というのは、さきの東日本大震災を初めとする大規模災害への備えを含め、人口減少、少子高齢化などますます多様化する住民福祉の向上、ニーズに応えるためにも、非常に大きなものがあると認識しているところであります。 現在の庁舎は、御存じのとおり昭和43年に建築された鉄筋コンクリートづくり3階立ての建造物で、建築後約46年を経過しているものであり、これまでにも改修、補強工事等を行い、現在に至っているものであります。 これにより、現時点での倒壊などの危険性が高まる可能性は低いと考えているところでありますが、庁舎の老朽化の問題、防災上の果たす意義や機能的な側面から、建てかえは避けられない町政の重要な課題であるとは考えております。 また、庁舎建てかえについては、平成26年6月議会において、庁舎内の関係部署の担当者によって構成された庁舎改築等内部検討プロジェクトチームを立ち上げたことを、報告させていただいたところでございますが、その後、その中で、現在の庁舎における問題点を初め、防災拠点施設や住民の利便性の観点等について協議を行ったところであります。 そのような状況の中で、国からの策定要請により、公共施設等総合管理計画について、本町も来年度末を目標とし策定をすることといたしております。本計画策定に当たりましては、役場庁舎建てかえなど本町の保有する公共施設等の現況及び将来の見通し、課題等を客観的に把握、分析してまいります。 一方、財源確保についてでありますが、近年、防災、減災対策などの複数の公共施設の大型事業の推進などが見込まれます。このことから、事業の優先順位など、選択と集中への取り組みを積極的に図る必要がありますので、役場庁舎建てかえにつきましても基金の設立等を十分に調査、研究するとともに、国や県などの制度の活用を視野に入れながら、効率的、計画的に実施できるよう対応してまいりたいと思います。 御理解のほど、お願いをいたします。 ○議長(安田茂明君) 9番、小林君。 ◆議員(小林芳彦君) 今、庁舎建てかえについて町長のほうから答弁をいただきましたが、私は、この庁舎建てかえについてのポイントは、検討委員会を持つというのを、それは私はそういうふうな質問しましたが、庁舎建てかえになるとすぐすぐにはできない。そうなるとお金が一番必要になってくる。そうなったときに、この今の町の答弁を聞いていますと、基金の設立は、僕は、検討委員会が来年、公共施設等管理計画において、そういったものをやるということで、ある程度ですよ、お金が必要なので、すぐすぐには建てかえをしましょうちゅうてもできない。 基金だけは早目、早目、その検討委員会よりも、僕は、ある程度もう町長がそこは決断するべきだと思うんです。先ほど、冒頭、私が言いましたように椎葉、延岡はもう既にできている。日向も美郷もやる。それだけ庁舎に求められている。まして門川は、一番、僕は重要なことは人の命だと。そう考えた時に、南海トラフの問題。防災の、そして、いろいろな初動に対しても、いろいろな協議をする。この庁舎が、今の補強やらしてますけど、実際、大きな津波が来た時に地盤とか、もしかすると液状化とか、そういうのが起こった時に、本当に機能果たせるのかな。僕は、そこ辺は疑問がありますので、検討委員会もせにゃいかんけど、その前に、僕は、基金だけは早期にやるべきだと思うんですが、町長、そのことについてどう思いますか。 ○議長(安田茂明君) 町長。 ◎町長(安田修君) 町長。先ほども答弁いたしましたように、これまでに昨年、一昨年、平成25年11月25日に、第1回の庁舎改築検討委員会を行いまして、それから毎年、26年1月、26年昨年の11月と計3回検討委員会を行っているところであります。 そういう中で、そうした基金の積み立て等々も考慮しながら、この検討委員会で審議をしているところでありますので、そういう中で、これからも検討してまいりたいと思っております。 ○議長(安田茂明君) 9番、小林君。 ◆議員(小林芳彦君) もう何回も言うんですけど、その門川が、今の財政状況ですよ。これから、どの自治体も人口減少が始まる中で、実財源がこれから伸びていくというなら、まだ百歩譲っても、基金というのは今後の調査、研究であってもいいと思うんですけど、今後、なかなか財政的に潤っていくということが予想されない中で、私はこの基金というのは、ぜひ考えるべきだと思うんです、早期に。そこ辺は、もう町長も、何回も言ってもう、いろんな委員会の中で話をしてるということですが、ぜひそこ辺は前向きに、早期に考えていただきたい。 もう1回だけ聞いて、済いませんけどお願いします。 ○議長(安田茂明君) 町長。 ◎町長(安田修君) 町長。ですから、長期総合計画、特にまた、長期財政計画等々の中で、いつも話題となり、課題となっている問題であります。これから先、いろいろとやらなければならない大型事業はたくさんございます。そういうことを、いろいろ精査しながら、優先的課題的に、何が一番最初にやらなければならい事業なのか、仕事なのかということを踏まえた上で、庁舎建設におきましても、そうしたことを踏まえた上で計画を立てていきたいと思っております。 ○議長(安田茂明君) 9番、小林君。 ◆議員(小林芳彦君) これからもぜひ前向きに、早期に御検討をお願いします。 この庁舎建てかえは、さっき言った防災の面、そして、少子高齢化、人口減少。どれをとっても、今後、門川町、非常に役場に求められているものが多くなる、多様化する、高度化する中での必要な建物であり、前回も私は言いましたが、避けて通れない、そう遠くない話であると、私はこの庁舎建てかえを思ってますので、どうぞよろしくお願いします。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(安田茂明君) 以上で、9番、小林芳彦君の質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(安田茂明君) 以上で、本日の日程は全て終了しました。 本日はこれで散会します。 ◎議会事務局長補佐(大澤陽一君) 御起立願います。一同、礼。午前11時30分散会──────────────────────────────  会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。      平成27年12月10日                 議  長 安田 茂明                 署名議員 内山田善信                 署名議員 神﨑千香子...